5)普段の手入れで維持費を安くしたい 2/3

結局、どちらになっても大きなコストを負担するわけですが、問題なのが、しっかりと手入れされていた場合も、そうでない場合も大差ないってところです。
いくら機械部分がしっかりと手入れされていても、走行距離が伸びていれば、乗りっぱなしでも走行距離が少ない方が査定は上かもしれません。
まして、外観に傷や凹みでもあれば、それどころではありません。
さらに、いくら絶好調で維持していても、年式が落ちれば一様にゼロ査定。
これを、しっかりと手入れしてきたから高く取れと言うのは難しいでしょう。
むしろ、大切に長く乗ってあげるのが、それまでの手入れも無駄にならずにベターと思います。

では、本当に問題なのは、車検を選んだ場合です。
普段からことあるごとに手入れをしていると、車検というのは、免許更新みたく手続きだけのものとなるはず。
ところが、それを、一般の人同様に整備工場に依頼すれば、点検基本料、基本整備料、申請代行料等と当り前に諸費用として税金や保険金と同様に請求されます。
確かに、中途半端な手入れであれば、むしろ、していない方が全体のコンディションや使用状態も把握しやすくて作業も捗るかもしれません。
しかし、サービスマニュアルによって、点検基準どおりにかっちりとなされていたら?
否、恐らく手入れが好きだって人は、新車然りのコンディションを維持させているはず。
例えそうであっても、間違った手入れをしていないかと入念にみるのであればOK。
しかし、現実はどうでしょうか?
こういう機会には、違う目で見てもらいたいって、賢明なユーザーの気持ちは報われるのでしょうか?
何もする事ないわ〜!では済まないはずだけど‥‥‥
結果として、記録簿にはレ、レ、レ(チェック、チェック、チェック)ばかり〜
それも勢いで付けたのが、まるわかり〜
大体、マンネリの検査員に余分な事を考える回路は残っていないでしょう?
そして、見習作業員に違う目を期待するのは、まして無理じゃ?
間違った作業を期待するのなら、気持ちが通じるかもしれませんが‥‥‥
もしも、愛車がスペシャルパーツのテンコ盛り状態なら、下手に触って傷でも付けたら一大事、レンチもかけれないってのが本音?


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