TryR2(トライアールツー)の意義

TryR2の考え方を広げる事で、自分たちはもとより、より多くの人が無駄な手間や出費なく生活を楽しめるようになれるのでは?
(ここでの生活とは、ホームライフ、バイクライフ、カーライフを指します。)

その願いの実現こそが、TryR2が目指す目標です。

TryR2が、特に、リペア(手入れ、修理)を取り上げているのにはわけがあります。

そもそも、良い製品であるなら、調子さえ良ければ十分に機能を発揮し、楽しませてくれるはずだからです。

こうして書けば簡単な事が、現実には軽んじられているからこそ、楽しんでいるのか苦労しているのかわからないような事例も生まれてくるのです。

「良い物を選んで、適切な手入れや修理をしながら、大切に使用する」という、生活スタイルを取り戻す事が狙いなのです。

つい最近まで、経済も生活も膨大な消費財によって支えられてきました。

産業も大量生産によるコストダウンを推進し、修理費用が新品価格を上回る事も、決して珍しくありませんでした。

その結果、壊れれば買い替えるのが極当り前、という生活スタイルが定着してきたわけです。

しかし、そうした社会の構造は、既に過去の物です。

現代では、世間、環境は、みんなの財産であり、良い物を作り大切に使っていくという考え方が、私達の使命だと理解されています。

その例として、住宅では、百年住宅とか町屋再生という考えのように、良いものを長く大切にしようとする考え方が広まっています。

同様に、今後は、手入れを兼ねた改築やリフォームであっても、少なくとも、10年20年という時間サイクルで考えないと、無用なエネルギーが浪費されてしまう事にもなりかねません。

これは、何も大企業の問題ではなく、自分達の生活の中でなされているわけだから、TryR2としては、身近で見過ごせないテーマと言えるのではないでしょうか?

今後、再び身近で必要不可欠となってくるリペア(手入れ、修理)の根源を辿れば、スタートである物づくりに大きく影響される事がわかります。

簡単に良い製品と言っても、価格が高くて高性能で複雑な物も有れば、何もかもが普通でわかり易い物も有ります。

TryR2は、手入れや修理という後工程だけの考えではなく、物を作るとか製品を選ぶといった段階にまで、範囲が広がっていると思います。

やはり以前には、修理同様に軽んじられたリサイクルという価値感の場合では、過去の埋め立て処分地を掘り返してリサイクルしようかという時代です。

残る資源が限られているという理由だけでなく、社会におけるリサイクル技術の進歩と考え方や行動の変化(分別収集とか)によって、リサイクルに要するコストが見合うようになった事もあるでしょう。

同様に、「良い物を作り大切に使う」という考え方で、世の中が動き出せば、リペアのし易い構造といった技術も高まるはずです。

例えば、骨格部分はしっかりと、そして、消耗部分は修理しやすくとか、製品間での共通性が広く持たされるとか。

その結果、当然、買い換えるよりも、修理した方が賢い選択となる事でしょう。

その構造設計とか役割分担が、社会全体の大きな流れとしてなされるように。

TryR2を推進する事が、そのような社会の実現に向けて前進していると思えば、やっていて楽しいでしょ!


<MさんがTryR2に取り組んでいる事
他にはない独自の良さをもった車種を選んだ事で、大切に長く乗ろうと手入れに力を入れている。手入れすればするほど愛着も深まり、買い換える気にもならずまだまだ乗るつもり〜



TryR2で情報交換すれば、楽しい生活の輪が広がるね!