綺麗にする意味
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バイクを手入れする時、問題になるのが汚れ。
土埃りであったりグリスであったり、酷い場合は、泥であったり。
普段から綺麗にしている場合でも、これは避けては通れないもの。
なぜなら、普段手入れされていない部分を点検するのが専門家ってもんだから。
だから、泥がかかったラジエーターであったり、センタースタンド取付部であったり、エンジンマウント等といった部分を発掘する事にもなる。
中でも酷い部分は、スイングアームのチェーン側ピボット付近!
まるで、ベルトワックスか?ってぐらいの塊が削りだされる事すらある。
2stスクーターなら、オイル給油口の下側あたり、いつ火災になってもおかしくない状態のはず〜
でも、そうやって、汚れというものを取り除いていかないと、その部分がどうなっているかがわからない。
ボルト穴の汚れを落としていたら、その部分にボルトが付いていなかった!ってのもある。
フレームや配線の表を拭くだけではなく、裏側も拭かないと意味がない。
配線がフレームときつく接している部分も、ウエスを入れようとすれば、通らないからわかる。
そういった部分に問題が生じていないか、兆候は無いかと点検するのが大切だから。
そんな作業中に、ビスやグロメット等を発見することもしょっちゅう。
うっすら埃が積もっているだけでも、拭き取れば全体がうっすらと錆び始めている事もよくある。
いつでも綺麗に出来るという慢心は、機械には通用しない。
いつも、しかも確実に変化しているからだ〜! そう自分に言い聞かせながら点検をしている。

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