綺麗にする意味
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逆に、綺麗にする事が目的で作業をすると、洗車後の車のエンジンルームのように、見えない部分にむしろマイナスを残しかねない。
でも、手入れの結果として綺麗になるとはいえ、普通では、そうは簡単に出来るものではない。
根気も続かないし、やり残しも出てくるはず。
何よりも必要な事は、メカニズムに対する知識!
この部分は、こうなっている、こう動いている、こんな無理(負荷、力)が加わっている、こういう風に劣化するはず‥‥‥
だから、確認しないといけない! って強い意志が生まれ、それをしないと、きっと不安になるはず。
手入れされたバイクを見れば、そのオーナーの知識もわかろうってもの。
でも、詳しいというか、乗っていれば全て手に取るようにわかる人が、案外乗りっ放しにする。
その心当たりのある人は、今からでも、初心忘れるべからずって意味を込めてマシンと接して欲しい。
綺麗なバイクは、手入れの結果であると同時に、メカニックとしての心の鮮度も現しているのだから。