点検修理を自分でしたいなら 2/3
さて、サービスマニュアルを手に入れたなら、まずは、一通り目を通そう。
興味のある部分だけというのではなく、はじめに〜付録や索引までもらさずに!
メーカーや機種によって、多少の差はあるけれども、実に沢山の情報が書かれている。
作業毎に、どんな工具が必要とか、専用工具がどんなものかとか。
もちろん、基礎知識ってのも度々出てくる。
単位の換算とか、ケミカル品の注意とか、応用力もバッチリ身につきそう。
例えば、XXのマニュアルには、「樹脂表示および特性」という表があり、19種類もの樹脂の記号と読み方、耐熱温度、耐溶剤性と注意点が書かれている。
もちろん、実車の使用箇所も図示されているから、大いに役立つし、何より応用出来る。
サービスマニュアルで勉強した後では、いつもの景色が違って見えるかもしれない。
当然だけど、いきなり全部を理解するのは、無理な話。
でも、難しい部分、理解できない部分が、有るのだという事を知る事が重要。
まずは、出来るところからしっかりと、そして、少しずつ実力と経験が備わってきたら?
そこで、残された難しい部分を研究する為にインターネットを活用すればいい。
そういった、部分的な解説になら使える情報は多いし、もし、誤った記述やはしょった内容であっても、それに対応出来る力が付いているはずだから。