普段は何を見れば4/5
次は、チェーンの番。でも、遊びも急に大きくなるものでもないし、小さくし過ぎると逆に問題。
しかも、左右不揃いにしてしまう場合も良くあるだけに、定期点検時に任せますか?
でも、普段でも、チェーングリスが真っ黒とか、乾いてきていたら、しっかりと手入れをしたいところ。
この時、ついしがちなのが、今の状態にスプレーを吹き足す事!
古いグリスは、土ぼこりや金属粉を含んで研磨剤状態だし、錆止め効果も低下している。
エンジンオイルを注ぎ足すって出来る〜?その前に、エンジンの場合は、溢れてしまうって〜
でも、チェーンも同じだから!余分なグリスは、飛び散るは、こびり付くは、でグチャグチャに〜
そもそも、古いグリスがあると、新しいグリスが潤滑面に浸透出来ないし、飛んでしまうのがおち!
ちゃんと、シールチェーン用のチェーンクリーナーを使って洗浄してからやりましょう!
最後のサスペンションは、伸縮する摺動部の拭き掃除。
まず、乗り始める前に拭いておけば作業が一番生きてくる。
フロントフォークのインナーチューブは、クロームメッキがされているけど、放っておけば錆が出てくる。
また、摺動部についた埃は、ダストシール部の消耗を早めるかもしれない。
だから、乗る前の段階で、ウエスに、シリコンスプレーを含ませて、乾拭きではなくしっとりと拭く。
拭き方は、ダストシールの際から上に向かって拭き取るようにする。
もし、倒立フォークならこの逆で、上から下に向かってとなるけど、その理由は、埃をダストシールに寄せては意味がないから。
リアショックは、ロッドにウエスを巻き付けてゴシゴシって感じで。
こうやって手入れしておけば、この先、オイル洩れもすぐに気が付くから、オイルでディスクパッドまでダメにしなくて済むかもしれない。