ショップとの正しい関係は? 4/4

そして、せいぜいDIYでも頑張ってみたいなら、まして、情報の共有と役割分担は避けて通れないもの。
しっかりと、意思の疎通を図って価値観を共有しなくては、お互いがチグハグな事をする事になってしまう。
仮に、クラッチOH(オーバーホール=分解修理の事)をショップに依頼する場合を考えてみる。
その時、「エンジンオイル交換は、自分で出来るので済ませました!」となれば、ショップは、どうなる?
作業上で抜かざるを得ないオイルを特別に綺麗なオイル受けで保管しなければならなくなる。

決して、オイル交換工賃が節約出来るという役割分担にはならないわけで、むしろ手間が増える!
もし、ついでの作業だから、オイル代だけで良いと考えているショップであれば、「そこまでしなくても〜!」
この先、付き合っていくのが気重になるような悪い絡みの典型と言える。
それをズバッと「余分な事やで〜それはな‥‥」と説明してくれる店なら、災い転じて福となる!
今後は、足を引っ張らないように、どんどん相談して、がんがん役割分担をしていければ最高〜!
そして、その拠り所となるのは、整備記録!
進んだショップなら、1台毎のカルテが用意されているかもしれない。
しかし、それは、あくまでもそのショップだけの記録でしかない。
用品店で取替えたタイヤやエンジンオイルの記録は、当然ないわけ。
だから、愛車手帳の整備欄に一元的にまとめて、相互に利用出来るようにしなければならない。
それは、すなわち、作業の責任の所在を明らかにする事でもあり、ショップにとっては安心感が得られる事になる。
さて、その作業は、誰がするか?
やはりユーザーの責任!
ショップの納品書をわざわざ転記しなくても、時系列にホッチキスで綴じ込んでいけば用を成す。

もし、DIYによって、日常の点検手入れや簡単な作業が出来るのであれば、維持費は、圧倒的に安く済むもの。
だから、その分で高度な調整や重整備までも、予防整備的にショップへ依頼出来るとなれば‥‥‥
常に、新車時にも劣らないコンディションでバイクライフをエンジョイ出来るはず!
その為にも、ショップとの相互信頼関係を是非とも築き上げたいものだ!!

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