クルマを感じる
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ここで感じて欲しい事は、異常とわかる以前の話!言い換えれば、多くのドライバーが当り前に走らせている状態での話だ!
そのハンドルやブレーキの事で言うなら、まず、その動きをイメージしてみよう!
幸い、今のところは、ドライブ バイ ワイヤー(運転操作が全て電気的入力で行われる)とまではなっていないから。
ハンドルを切る事でシャフトが回転し、その回転力によってタイヤの向きが変わる。
ブレーキなら、ペダルを踏む事でシリンダーの油圧が上がり、それがパイプやホースを伝わって各タイヤのブレーキが効く。
その力の流れの中では、必ず振動や音が生じているのだ!
ところが、正常な段階では、とても小さくて、しかも伝わり難いように工夫されている。
だから、ハンドルを切る手やペダルを踏む足に、そう簡単には伝えてくれない。
しかし、正しい運転姿勢を取って、オーディオのボリュームではなく、感性のボリュームを上げれば?
クルマから、何を感じられるかは、自分自身で感性を研ぎ澄まして体験して欲しい!
例えば、左後の窓を開ければ、チッチッチッと左後タイヤの石の音が聞こえるかもしれないし‥‥‥
要は簡単な事!クルマではなく、自転車であれば誰もがやっているはずだから。
仮に、タイヤの空気圧が減っていたら、パンクを嫌って凸凹を避けたり、段差ではお尻を浮かせて重心移動させたり〜
まあ、大抵の場合は、空気入れも備えてあるとは思うけど、どうだろ?
急な下り坂で、あんまり強くブレーキを握っていたらワイヤーが切れないかと心配になったり〜
それでだか、どうかは知らないけど、まだ止まってないのに途中で飛び降りて、自分の足でバタバタと止めているおばさんもいる!
いやいや、それをクルマでやってとは、決して言えない‥‥‥but!
クルマも自転車も同じ事!ドライバーの意思と力に応じて動いてくれているから乗ってられるんだ!!
もし、その関係を続けていきたいと思うなら、普段から意識してクルマを感じてみよう!