見ただけではわからない!
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クルマにとって有益な点検は、整備作業が伴わなくても点検作業と言った方がベターなものなのだ!
実際に、定期点検などで各部分を一つ一つチェックすると大変な時間と体力を要するもの。
それは決して、10分や15分といった時間ではない!
走行テストを別にしても、目だけではなく体の全てを使ってクルマと接する。
大袈裟な〜って言うべからず、運転席に座って操作するからってだけじゃない!
例えば、足回りのガタの有無を確認するなら、タイヤに両手を掛けて猿が枝を揺するように全体重で押したり引いたり。
とにかく、力も五感も‥‥‥否、六感だ!
この六は、勘ではない〜!
手を使って点検する際には、ざらついているとか濡れているといった手触りや力を入れての硬さ加減や反発力、そして振動の具合、さらには、手探りといった中での形状認識、等々、実に様々な情報を得ている。
それを一言で触感として、さらに、温度の状態もチェックしている〜
サーモスタットが入ってない〜?とか、エアコンにパンチが無いとか‥‥‥
だから、これを含めて、六感でも足りないぐらいだ!
えっ?味覚は何に使うって?
ガソリンが、レギュラーかプレミアムか?‥‥‥冗談!これは、問診して下さい。というか、自分のクルマならわかる。(騙しスタンドが有れば話は別)
本当の答えは、冷却水の添加剤の判別。LLCなら甘くて、防錆剤なら苦い。もちろん、飲むんじゃないから。
ついでに嗅覚?クラッチの焼けとか、排気ガスの状態とか‥‥‥
いい匂いって、テールパイプでHCを嗅ぐのが趣味の奴もいたけど、COも出ているから注意!

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