2)相手をみた商売をする業者がいる 1/2

これについては、憶測で書く訳にはいきませんので、実話を一つあげておきます。
あるバイク屋と初心者ユーザーとの出来事です。
それは、それは、ひどい話です。

免許取りたてのMさんは、バイクを購入する際に相談してきました。
それで、もし、家の近くに馴染みのお店がないなら、大手量販店が無難である事。
何より乗りやすい機種を選ぶ事が大切と伝えました。
すると、バイク買ったって連絡があり、「いっぱい乗って上手になります〜」なんて。
それから数ヶ月が経って、シーズンも終りに近付いた頃に、「実は、乗れていません‥‥」
何と、買った直後から不調で修理に預けたまま、しかも数ヶ月も音沙汰なしときた。
どうやら、大手量販店では買わなかったらしい。
中略
その後、バイク屋とも縁が切れというか、切った方がましって具合で、そのバイクと出会う機会が生まれた。
見て即座に驚いた事が、買った金額とバイクの相場(これに相場があるのか?!)がまったく合わない!
低年式の不人気車、しかも、程度は悪く、商品車って呼べる物ではない。
なにせ、スポークの赤錆の上から、銀ペンを吹きかけ、ハブに付いていた蜂の巣(土製)まで塗装している代物!

何でこんなん選んだんって責めてしまいそうになるけど、「良くなるよ!」って励ましながら話を聞いた。
その日、Mさんが大手量販店に行ってみると、綺麗なバイクがズラリと、しかし、予算が足りない。
当時、大手量販店の中古車は、タイヤも新品で新車と見まがう物ばかりが並んでました。
それで、まったく初めてのバイク屋で買ったそうです。
「初心者で小柄な女の子には、ピッタリの乗り易いバイクですよ〜」って、感じでかもにされた!
それが、確かに大手量販店より数万円下った物だったわけですが、比較にならない程度差に加えて現状売りだったわけです。


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