暫く乗らないとどうなる? 3/4
ところが意外と早い不動車入門って状態は、キャブレター内にある最前線のガソリンが問題。
ビールで言えば、大ビンの中身ではなく、グラスに注いだ飲み残しの話。
もちろん、燃料タンクが大ビンでキャブレターがグラスになる。
ビールも見た目が同じであっても、気が抜けた物はまずくて飲めない。
ガソリンも同じ!ってエンジンが泣いているわけ。
ガソリンに火が付きやすい理由は、イコール気発しやすい事でもある。
正確に言うなら、ビール同様に、その中の抜けやすい部分が失われてしまうのだ。
だから、この程度であれば見た目が大きく変わるわけではない。
エアクリーナーの奥を覗いて、ガソリンも出てるのに?って騙されると遠回りする。
何でだろ?何でだろ?とやってる間に、終には、プラグが濡れてしまって万事窮す!
それが嫌なら、すぐにキャブレターの底に有るドレーンプラグを緩めて、溜まったガソリンを抜く!
一般にプラスドライバーでビスを緩めたら、細いドレーンホースを通って床に落ちるはず。
大体、サイドスタンドやスイングアームの付け根付近に出口が有るから、ウエスで受けてタップリと捨てる事。
当然、4気筒であれば、4つのキャブレターを同様にする。
不幸にして、この後でもエンジンが掛からないようなら、プラグが濡れてしまったか、キャブレターの状態がさらに酷くなっているか?
まずは、簡単な方でプラグの点検からすると良い。
外してみて、電極が湿っている程度なら大丈夫。
しかし、濡れているなら拭き取って、軽くバーナーであぶって乾かして(焼き過ぎはダメ)再トライしてみる。
それでもだめなら、次は、プラグを新品に替えてみるか、キャブレターを分解してみるか、やり易い方で!
結局、キャブレターを分解して掃除しなければならない事もよくある。