点検整備をするために……
2/5
「ちょっと待って下さい!それなら、プロと同じ次元じゃないですか〜!?」 そんな声が聞こえたような〜
しかし、考えてみれば、1台の同じ車です。そこにプロと素人の差、甘え等と言ったものは存在しない。
素人整備だから、人ごみや高速道路は念のために走らないとか、他人は乗せない等と条件は付けられるものではない。
同じ車である以上、公道を走る要件は満たさなければならないのだ!
それでは、愛車手帳(愛車の手引き等)に簡単な点検と手入れの仕方が記載されているのは、なぜ?
それは、プロの点検整備を補う意味で実施を推奨しているから。
しかし、そのプロと言えども神様ではない。
事前に不具合を必ず見つけられる保障など有るはずもないし、点検までの間に酷使される場合もあるはず。
だから、最も車に身近な運転者自らが車の状態に留意する事は、当然の役目であって、その為の手引き。
すなわち、定期的にプロの手入れがなされている前提での愛車とのコミュニケーションと理解しておくべき位置付け。
仮に、その程度の次元での点検手入れで車検を受けたとしても、「その時、受かっただけ」と言っても言い過ぎではない。